一般社団法人 網走医師会

〒093-0073
網走市北3条西4丁目1番地
網走市保健センター2階

一般社団法人網走医師会

事務局
Tel :0152-44-2386
Fax :0152-43-5374
Email:abashiri@hokkaido.med.or.jp

Copyright © 2015 abashiri ishikai
All Rights Reserved.

談話室・Q&A

談話室

後発医薬品使用を受け入れるかどうかは、患者本人が決めることだ!

あばしりし議会だより(第45号 平成18年11月)原文より抜粋

ジェネリック薬品の使用で医療費負担軽減

網走市議会某議員

問)連続する医療法の改悪によって、患者の負担が年々増加、特に高齢者への負担増は大変な状況にある。最近、ジェネリック薬品への関心が高まり、新薬に比べ開発コスト削減などで、新薬と同じ成分・効き目で価格は半額程度、患者からも望まれている。医師会、薬剤師会、厚生病院をはじめ医療機関に対して実態調査をしてジェネリック薬品への切り替えを要請すべきでないか。

答)国は医療制度改革の給付抑制策として、ジェネリック薬品普及のため、平成18年4月から処方箋の様式を変更しジェネリック薬品を選択しやすくしている。市は、患者負担軽減に効果があるので医師会、薬剤師会、医療機関に対し実態調査と使用を要請したい。

問)国保会計は、年々給付費が増加しているが、ジェネリック薬品に切り替えると、医療給付費を抑え、結果として国保会計にもプラスになると思うが、いかがか?

答)ジェネリック薬品は、国保財政にも有効なため、医師と患者の信頼関係に配慮しながらジェネリック薬品の使用促進に取り組みたい。

反論1効き目は同じでない

厚生労働省の高橋直人医薬食品局長は2006年9月22日、省内で就任記者会見に臨みジェネリック医薬品(後発品)の安全性について「(先発品と)少し違うということはありえないことではない」との認識を示した。「後発品は必ずしも全ての情報が公開された上で承認されているわけではない。後発品はモノとしての完璧な同一性は無いわけで、たまに安全性の面で先行のものと少し違うということは、あり得ないことではない」と述べ、現場の懸念に一定の理解を示した。素人が考えたって、一流シェフのレシピがあるからといって、同じ味の料理を作れないわけで、薬品の原料は同じでも、製造過程に一流メーカーに秘密があるわけである。

反論2医師の処方という裁量権を市長は侵せるのか

医師は良心に従って、患者にとって最良のことを処方という技術で行っているわけで、全責任を負っているわけである。後発品を処方する医師もいるが、それも自分の良心に従って全責任を負っているのである。市長に要請されたから、処方しているわけでない。

反論3市長は後発品で満足できるのか

失礼ながら、市長が重篤な病気になったとき、国保財政のために後発品を選択してくださいと、医師に自信をもって言えるのかお聞きしたい。市民には後発品を処方してくださいと、医師に要請しておきながら、自分だけは…と。
従来より、市内の有力者は、市内の医療機関でも対処できる病気でも、札幌や東京の有名病院に入院してきたのは、自分だけはもっといい医療を受けたいと思ったからで、それを誰も非難できないはずである。所詮、医療といえども資本主義経済の中では、受け取る中身に若干の違いが出るのは現実で、後発品を選択する権限は患者本人であるべきで、市長がとやかく要請すべきものではない。

医師は診断書記載にもっとプライドを持て!!

滝川市の暴力団員夫妻による生活保護費詐欺事件において、北大病院の医師3人の診断書が発端となっている。甘い診断の便宜に見返りをもらっていたかどうかは不明であるが、もしそうだとしたらもっとプライドを持てと言いたい。私のような藪医者にも、診断書の内容について種々の要求があるが、納得できない場合は断っている。そのため、近所では評判が悪く患者は少ない。滝川市の職員もお粗末ではあるが、東京のように多数の大学病院や有名病院があるところと違い、北海道においては、北大病院の権威は絶対であり、それを否定することは、後になって批判できるのであって、当時としては容易ではないはずである。北大病院の医師は、やましいことがなく、当時の診断に間違いがないというのであれば、個人情報のことだと言ってないで診断根拠を開示すべきである。犯罪に関与しているのだから。そのうえで、自らの不勉強を謝罪すべきである。(某会員医師)

Q&A  よくある質問

Q)インフルエンザ予防接種料金について、質問します。高齢者の料金は同じようなのですが、それ以外の人は医療機関によって、様々のようです。電話で料金を聞いても教えてくれません。医師会で統一してくれないでしょうか。(やりくりで大変なヤンママより)
A)私たちも毎日、電話で「お宅はいくらですか?」と聞かれて困っています。
1円でも安い方がいいのは分かりますが、医療機関はスーパーではないのです。
高齢者については、国の指導もあり網走市の医師会が3,150円で協定し、自己負担分を1,000円としているのです。残りは市の負担です。(市町村ごとに異なります。)一般の方の料金を医師会で統一することは、公正取引委員会で禁止していますので出来ません。予防接種料金の内容をご説明しますと、ワクチン原価2,100円(当院の場合)に材料費(注射器・針・消毒薬など)、人件費、税金など加算して医療機関ごとに決定されます。3,150円は標準的と思われがちですが、500円から7,000円程度まで様々と聞いております。(平成22年度当時 某会員医師)
Q)診療所と病院とでは、初診料に差があると聞きましたが本当でしょうか。(20代、女性)
A)本当です。診療時間内の料金でご説明します。診療所の初診料は一般患者が2,740円、乳幼児(6歳未満)が3,460円、小児科標榜医療機関では乳幼児(3歳未満)が4,760円になっています。窓口での実際の支払いはその1割とか、3割です。病院では、同様に2,550円、3,270円、4,570円になっております。また、一般病床が200床以上の大規模病院では、紹介状を持たない患者には特定療養費(500~5,000円が多い)が設定されていることが多いです。なぜ、このようになっているかについては、病院は入院中心、診療所は外来中心という医療施設の機能分化を推進するという観点から、診療所の料金が高めに設定されているといわれていますが、本当のことはわかりません。
平成18年4月1日の診療報酬改正により、診療所と病院の差がなくなりました。
(平成22年度当時 某会員医師)
Q)診察料がわかりません。先日ある病院で診察してもらい「明日、点滴します」と言われ、次の日また病院に行きました。先生の前に座っただけで、あとは看護師さんが点滴をしただけなのに、その日も診察料を取られました。どういうことなんでしょう。(30代、女性)
A)悲しいですね。まるで、ぼったくりバーと同じように診察料を取られたなんて、言われるのは。医者の態度も悪かったかもしれませんが、診察というのは、聴診器を当てたり血圧を測ったりするだけでなく、点滴をできる状態かどうか視診するのも立派な診察であり、診察料(再診料)を請求するのは何ら問題ありません。日本では昔から「物」にはお金を払うが、「知識」にはお金を払う習慣がないために、座っただけなら「物」である点滴料は払っても診察料は不要と考えたのかもしれませんね。(某会員医師)
Q)最近、血液がサラサラになる薬と言われ、病院で投薬を受けましたが、テレビの受け売りのようで信用できません。大丈夫でしょうか。(60代、男性)
A)循環器、脳外科を中心に、かなり広く投薬が行われていますね。低容量アスピリンが主ですが、有名タレントの健康番組?のためか「血液サラサラ」の言葉は広く認識されています。ただ、この薬が本当に心筋梗塞や脳梗塞の予防になっているのかは、その効果に疑問の声も少し出てきています。それはともかく、副作用もあります。確実に出血しやすくなります。日常生活では問題なくても、手術、抜歯、私の診療では神経ブロックなどでは問題になります。神経ブロックで出血しますと重大事故になりますので、服薬中は治療をお断りしています。ただ、高齢者は服薬を認識していないことも多く困っています。(某会員医師)
Q)後発医薬品が、盛んにテレビで宣伝されていますが、大丈夫なんでしょうか。(一市民より)
A)安全性については、まず大丈夫でしょう。ただし、効き目についてはどうなんでしょうか。私は使っていません。ある研究会で、先発品の高血圧の薬と、同じ成分の後発品の薬の比較発表がありましたが、想像通りでした。一流のレストランのレシピがあるからといって、同じ味の料理が出来ないのと同じです。BSE問題で、あれだけ騒ぐ日本人が、薬は安ければいいという神経がわかりません。ブランド品のバッグを持って、自分の身体に入れる薬は、安物でいいという女の子は好きになれません。(某会員医師)